約 773,905 件
https://w.atwiki.jp/pictriver/pages/97.html
カッパ会とは カッパ(主)が建てたスレ ピクリバでもかな〜り長い歴史をもつ(総数100スレぐらい?) 宴にて「俺の妹が最近夜に出掛けるんだが」スレで宴では珍しい200レス越えたため プライベートに移動した。(カッパの宴→プライベート→チャット→空き地→プライベート→チャット←今ここ!) 最初は鍵スレだった。番号は88。 最初の名前はみんなカッパなのだが 慣れてくるとカッパ○○ とつけるのが風習になっている そういうカッパが増える事に最初は反対してたが今では了解を得ている 過去にそういう方が10〜20人ぐらいいたが半数以上行方が不明 所在が分かり次第カッパ会に連絡を カッパ会は平常時は過疎が多い ただ、事件または災害、中傷などがあると全力で問題解決にあたるため、書き込み数が大変な事になる コテが中傷発言すれば即座に対応 要は言い合いがしたいんですねわかります 基本は雑談 話題はオールジャンル だがカッパさんが恋愛話と下ネタ話が好きなのでそっち方向に持ってく場合が多々ある
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/540.html
ハルヒは死んだ。何もかも大切な物が無くなった… あれから、俺は大人になった… あの日の記憶忘れやしない… 「閃光のハルヒ」 ――25年前 俺は、今、高校3年である。 SOS団設立してから2年後か? 今は、春…暖かい空気で眠気を誘う日が続く… そして、俺は今いるのは… 「皆!おっまたせーっ!」 相変わらず声がデカい困った団長…涼宮ハルヒが来た。 みくる「お帰りなさい、涼宮さん」 俺の気持ちを癒してくれる、我らアイドル…朝比奈みくる ん?何で卒業したのにいるんか?って? あー、それはな…放課後だけ遊びに来るんだよ…大学から近いらしい。 俺は、部屋の隅っこへ向く… 「……」 そこに座ってるのは、長門有希…相変わらず無感情で本を読むのが好きみたいだな… 「キョンさん、あなたの番ですよ」 「ん、おぉ…そうか」 先ほど声掛けられた主は、古泉一樹…ハンサムでカッコいいと言う理由で女子達の間で人気らしい…気に入らん! そんな、相変わらず活動してるか… まさか、あの日が来るとは思わなかった… 「…ゲホッ…ゲホッ…ゴホン…」 咳をしてたのは、ハルヒだった。 「大丈夫か?ハルヒ?」 「う、うん…おっかしぃーなぁ…今日まで咳する事は無かったんだけどね」 「そうか…ま、気を付けろ…最近、インフルエンザやら流行ってるみたいからな」 「うん…気を付ける」 あの時、俺は気付いてやれなかった… 俺は、激しく後悔してる… 帰り道… 「キョン」 「ん?何だ?ハルヒ」 「明日、デー…!…ゲホッゲホッ!…ゴホッゴホン!」 「お、おぃ…ハルヒ!大丈夫か?」 「う、うん…だいじ…ゲホッ…ゴホン!」 と、ハルヒの口から出たのは… 血だった… 「!?ハルヒ!」 「だ…大丈夫よ!」 俺から見ても、大丈夫じゃない… 「ハルヒ…」 「大丈夫だから…」 あの時、強制に病院へ連れとけばよかった… 一週間後、ハルヒは元気に活動していたが… 「さぁ、皆!ミー…!ゲホッ、ゲホッ…ゴホン!」 「ハ、ハルヒ!」 「だ…大丈夫よ…平気だ…か…ら…」 と、ハルヒはその場で倒れた… 「ハルヒ!」 俺は、ハルヒがスローで倒れているように見えた… 「涼宮さん!」 「…!長門さん!救急車を!」 「うん」 「ハルヒ!ハルヒ!ハルヒ…ハルヒーーーーっ!」 俺は、いつの間にかにハルヒの事を呼んでた… ピーポー、ピーポー、ピーポー… ―病院 「…キョンさん…覚悟はいいですか?」 「あぁ…何だ…」 「…重い病気ですよ…えぇ、死ぬ可能性もある病気…」 「!?…え?」 「キョン君…その病気は…」 「癌」 と長門が答えた… 癌!?癌だと!?そんな…ハルヒは今まで元気してたのに!?そんな! 「…仕方ない事ですよ…」 「あぁ…ぁ…ぁ…うわあぁぁぁぁぁぁぁ…」 俺は、虚しくも叫んでた… ハルヒ…前から知ってたんだろ?…何で…何でなんだよ… ハルヒの病室 「…ハルヒ…」 俺は、ハルヒの寝顔をずっと見てた… 「……」 可愛い寝顔だ… 「ハルヒ…お前は、どうしたいんだ?」 「……」 「俺とデートしたかったんだろ?」 と、言ってても…ハルヒは返事しない…息を吸ってる音が少し聞こえるだけだった… 「ハルヒ…ハ…ル…ヒ…うっ、ううっ…」 俺、泣いてるのか?辛いのか?何故だ…こんな思いは… 「…あぁ、俺は…ハルヒの事が好きだったんだな…好きだったんだな…」 次の日の朝 俺は、病室で寝てた。 あぁ、俺…泣いて、このまま寝たっけ… 「おは…よう、キョ…ン」 今のは、ハルヒの声だった。 「ハルヒ!起きたのか!?」 「う…ん、昨日は…ゴ…メンね…」 「いいんだ!そんな事はいいんだよ…」 「キョン…」 「ん?」 「泣いて…たの?」 「…あぁ」 俺は、無理矢理に笑顔を作った… そして、毎日… SOS団員や妹…クラスメイト達も見舞い来てくれた。 色々、喋り…笑い…そういう生活を過ごして行った… あの日が訪れるまでに… 一ヵ月後… 「じゃ、俺…帰るわ」 「待って…」 と、ハルヒに呼び止められた。 「何だ?」 「あたしの事…どう思ってるの?」 「ハルヒ…」 弱弱しくなったハルヒ…見てるだけで辛い… そんなハルヒを守りたい… 「…俺は、今までハルヒが居ない学校生活して来た…俺は、学校生活してて、やっと分かった。 ハルヒがいないと、俺はダメなんだよ…元気なハルヒを見たい、見たくでも見れない…俺は、寂しかった! 家で泣く日が多かった、ハルヒのいない学校生活を送るなんで嫌なんだよ!俺は、ハルヒの事好きなんだよ、好きなんだよ!」 俺は、まだ泣いた…情けなかった。 その時、ハルヒは、自分の手で、ゆっくりと俺の手と重なった。 「!?」 ハルヒ… 「あたしも、寂しかったよ…先生から聞いたよ…癌だってね?」 「…あ…」 俺は、言おうと思ったけど…息苦しくで言えなかった。 「あたしは、あの時…凄く泣いたよ…」 「ハ、ハルヒ…」 「あたしは、キョンが好きなのに、もう会えないなんで嫌だった…」 「……」 「それでも、キョンの側に居たい気持ちあったのよ…」 「…俺も!俺も、ハルヒの側に居たかった!」 「あたしは死ぬのが怖い…それでも仕方ない事…だ…よね?」 ハルヒは、泣いてる…俺も泣いてる 「…キョン、キスしてくれる?」 「あ、あぁ…するよ…」 と、ハルヒの唇と重なってキスした…暖かいキスだった… そして…その時が訪れた… 「!?ゲホッゲホッ!ゲホッゴホンッ!」 「!?ハ、ハルヒ!」 「血が出た…あたし、死ぬのね…」 「ハルヒ!今、先生に呼んだからな!手、握ってるから安心しろ!」 「あたし…疲れたよ…ありがとう…キョン…」 「ハルヒ!」 「好きだよ…さ…よう…な…ら…」 ハルヒは、ゆっくりと目閉じた… 「ハルヒ!ハルヒ!」 ハルヒの手は力無くなり、落ちた… 「ハ、ハルヒ…ハルヒーー……」 その時、ハルヒは死んだ… ハルヒといた生活は幕閉じた… そして、葬式が行われた みくる「涼宮さん!涼宮さぁん!…うぅっ…」 長門「……」 古泉「涼宮さん、天国で会いましょう…」 SOS団もクラスメイトも参加してた…皆、泣いてるのは物凄く辛い事だった… 「キョン君ですか?」 「あ、はい」 「ハルヒの母です…あの子を最後まで見守ってありがとうございます…うっ…」 「キョン君、ありがとう…父親である私が…最後までに…うっ…ううっ…」 「御父さん、御母さん、ハルヒは幸せな子です…ですから、ハルヒを悲しませないように頑張って生きてください…」 「あ、ありがとうございます…」 「それから、ハルヒの部屋はどこです?」 俺は、ハルヒの部屋へ行って見た。 「…何だ、シンプルな部屋だな…」 本棚、机、時計、ベッド…色々あるな… 「ん?」 机の上に1冊のノートとビデオが置いてあった。 「これは…ビデオと…日記だ…」 ○月○日 明日は、バレンタインデーだ! 張り切ってキョンに渡そう! あたしの作ったチョコは美味いよ! ○月○日 今日は、楽しいデートだったよ。 色々トラブルあったけど、本当に楽しかったよ! ○月○日 明日は、あたしの誕生日 キョンはその事気付いてるかな? プレゼントが楽しみだな! 俺は、読みながら思い出してしまった…楽しかった事…悲しかった事… 色々あった… 「あぁ…ハルヒ…ハルヒ…」 次へ次へ読む事に手が震えて来た。 そして… 手は止まった。 「!…これは…」 ○月○日 あたしは、病院へ行った… そして、先生から、こう告げた… 「あなたは、重い病気持ってます」と… あたしは、世界が止まったような気がした。 それは、癌だった。 あたしは混乱したよ… あたし死ぬのかな?死にたくないよ…まだ生きる命あるよ! お願い!癌を治して!そうじゃないと、皆に会えなくなる!キョンに会えなくなる! 嫌だよ…あたしは、死にたくないよ… その事を、皆に言ったらどうなるのかな…怖いよ… だから、あたしは黙っとく事にしたの… 静かに死んで、皆に悲しませないように死ぬ事にしよう… 今まで、ありがとう そして、さようなら…皆…キョン… ハルヒ…そんな事思ってたのか… 「…っ!」 すまない…ハルヒ、本当にすまない…すまない! 俺は、泣いた後の疲労感が溜まり 家に着いた… 「……」 俺は、一本のビデオをずっと見てた。 「…今、何時だ?」 と、確認すると…既に0時になってた。 「…見るか」 ビデオを持ってリビングへ行った。 暗闇の中でテレビを付けてビデオを再生した… そして、画面に写された映像… その中に、一人の少女がいた… それが、涼宮ハルヒだった。 ハルヒ!…これは、生前の頃の映像だった。 「こら!バカキョン!今、見てるのは、あたしが死んだ後かな? 元気の無いあんたは見たくも無いわ!あたしが死んでも、キョンはキョンらしく 生きなさいよ! あたしは、死ぬのは怖いけど…仕方ないよね…あたしは、元々、気が弱かったの… それでも、めけずに生きてくれたのは…あんたのお陰よ!」 そりゃ、そうだな…ハルヒを支えたのは、この俺なのだからな… 「…キョン、あたしは今から…告白するわ…あたしは、あんたの事が好きよ!世界で一番好きなのよ! だから、毎日…あんたと会えるのを楽しみに通ってたんだから!それでも、気付かないあんたは… かなりの鈍感ねぇ…ま、それは仕方ないと思うわ!…愛してるよ!キョン!」 ハルヒ…ありがとう… 「…あたしが、死んでも…あたしの事忘れないでね!忘れたら死刑よ! …キョン…今までありがとう、あたしは嬉しかったよ…そして、さようなら…あたしの愛した人…」 ここで、砂嵐に変わって、終わった… 「ハルヒ…俺も、忘れない!何があろうと忘れない!忘れないからな!ハルヒっ!」 時間はもう戻らない…ただ前に進むだけ… …あれから、25年後… 俺は、43歳になった… 古泉は、15年前に俺の知らない女と結婚し、幸せな生活を送っていた。 朝比奈さんは、24年前に…未来へ帰った。もう会えないだろう… 長門は…22年前に俺と結婚し、俺の妻となり…子供も出来た… 俺は、今…重い病気を持ってた… それは、ハルヒと同じ病気だった。 もう、しばらくは持たないだろう… 側に居る、美しい女性…姿は昔とは少し変わらない… それは、長門だった。 俺は、有希に言ってみた。 「…有希、お前は今、幸せか?」 「うん…」 「俺も幸せだ…でもな、俺の命は長く持たない…」 「…うん」 「泣くな…有希…今まで、一緒に歩いて来たんだろ?」 「…嫌だ、あなたと別れるのは辛い…」 「…あぁ、俺もだ…長門、俺が死んだら…ハルヒの側に置いてくれないか?」 「…分かった」 長門…今までありがとな… 「…じゃあ、俺は眠るよ…じゃあな…な…がと…」 「…あなたは、天で無事に、ハルヒに会えますように…」 その時、俺は死んだ… 【*****(本名) 二×××年○月○日死去 原因 胃癌】 …暗い… …ここは、どこだろうか… 周りは、闇に染まってる。 俺は、闇の向こうへ歩いてみた… 闇の向こうから光が溢れて来た… 段々と光は大きくなり、光に包まれた… 「…ここは…」 周りを見ると、あの懐かしき北高校である。 俺は、身に着けてる物を確認した。 「…これは、北高校の制服…」 ふと、隣にあるガラスを見てみると… 「あれ?高校時代の俺じゃねぇか…」 取りあえず、あの懐かしきSOS団室へ向かった。 懐かしい木の香り、風景などを楽しみながら歩いてると… SOS団室に着いた。 そして、俺は、扉を開けた… 「久しぶりね」 扉の向こうにいたのは…俺が今まで会いたかった、愛しい女性…涼宮ハルヒだった。 俺は、動揺してしまい、言葉を探してた。 「キョン、25年ぶりに…やっと会えたね…」 「あ、あぁ…」 「25年間、寂しく過ごしてたよ?」 「…スマン」 と俺は、謝った。 「あははは、いいのいいの!あんたが最後まで生きてくれたし、あたしの事忘れてなかったみたいね」 「あぁ…」 「キョン、改めて言うわ…あたし、あなたの事が好きです! 」 「…ふっ、俺もだよ…ハルヒ!」 「ぶっ、あはははは…真面目に言うなんでおかしいわね!」 「ぶ、ふははははは…確かに、確かにそうだよな!」 俺たちは、やっと笑った…お互いに笑った。 「…ねぇ、キョン」 「ん?」 「久しぶりに、キスして…」 「分かったよ…」 と言って、キスした… ハルヒ、いつまでも一緒にいるからな… キョン、やっと会えて本当に良かったわ… 次、転生した時は…ハルヒとキョンみたいな子が生まれるだろう… そして、会えた時は…まだSOS団やるのだろう… 完
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/811.html
ハルヒに頼まれて、この糞寒い中しぶしぶストーブを取りに行ったわけだが、途中で激しい雨に会い、俺はびしょ濡れで部室に帰ってきたのである。 自分で言うのもおかしな話だが、相当疲れていたのだろう…ストーブをつけて、そのまま机に伏して熟睡してしまった。 どれくらい時間が経ったのだろうか…目を覚ますとそこには、驚いた顔をしているハルヒがいた。どうやら俺が起きるのを待っていたらしい。 とりあえず俺も目が覚めたので、立ち上がって身支度をしようとした…その時だった。 頭がクラクラして目の前がだんだん暗くなっていくのがわかった。強烈な立ちくらみだと思ったのだが、 そうではなかったらしく、俺はそのまま床にバタっと倒れてしまった。 ハルヒ「ちょっと…キョン?」 俺は何か言おう言葉を探したのだが、それよりも意識を失うことのほうが速かった。 ハルヒ「キョン…キョン!?どうしたの!?目を覚まして!!」 冬のさむ~い日のことだった それからのことはな~んにもわからないのだが、古泉の話によるとハルヒはかなり取り乱していたらしい。 しきりに俺の名を呼んだり救急隊員の襟首をつかんで、「キョンは大丈夫なんでしょうね!?」や「何とかしなさいよ!あんたたちプロでしょ!?」と、 喚き散らしていたようである。 救急隊員の方々には少々気の毒な気もしたが、それよりもハルヒがそんなに動揺するとは夢にも思わなかった。 古泉「大変だったんですよ?病院に着いたと思ったら、いきなりお医者様に涼宮さんが掴みかかって、 それを引き離すのに随分時間がかかりました。看護師の方と僕達でやっとでしたから。必死だったんでしょうね、涼宮さんも。」 俺が病室に運ばれてからはハルヒも大人しくなり、静かにしていたそうなのだが… 古泉「ずっとあなたに謝っていましたよ。『わたしのせいね…ごめんね』と。いやぁ~あんな涼宮さんは初めて見ましたね」 あのハルヒが謝るとは…そんなレアな場面を見逃すとは…!? そして古泉に言われるがまま、俺は病室で休んでいた。横になっているとだんだん眠くなってきたので、寝ようと思って目を瞑った矢先のことだった。 ガチャ 扉が開いた。言い忘れたが、俺の病室は古泉の計らいで個室になっていた…おそらくこの病院も『機関』が関係しているんだろうな、 救急車を呼んだのは古泉らしいし。 目を閉じていたので誰が来たのかわからなかったが、声ですぐに誰であるかわかった。 ハルヒ「キョン…」 ハルヒである。「なんだ?」って返事をしようと思ったのだが、いつもと様子が違うので黙っていることにした。 ハルヒ「あたしがストーブ取りに行けって命令したからよね。寒い中、雨に打たれてびしょ濡れで…」 たしかにその通りだが、そういう言われ方をするとこっちが罪悪感を感じてしまうな。 ハルヒ「ごめんね…ごめんね、キョン…ごめんね。」 声が震えていた。もしかして泣いているのだろうか?ますます起きにくい状況になってしまった…。 ハルヒ「ねぇ、キョン?みんな心配してるのよ。みくるちゃんや古泉くんはもちろん、きっと有希だって…。それに私だって、心配してるんだから」 朝比奈さんが心配してる姿は容易に想像できる。古泉はどうだろうな…あいつはどちらかというと、お前の意外な反応を少し楽しんでるんじゃないか? 長門はわからんな。おそらく無表情なんだろうが、心配してくれてると結構嬉しい。 ハルヒ「だから起きなさいよ…団長命令よ…グスッ…団長が名前を呼んだら、団員はすぐに返事しなきゃいけないのよ…。 何度呼んでも返事しないあんたなんて…死刑…グスッ…なんだから…」 完全に泣いている。俺は葛藤していた。もう起きるべきか、まだこのままでいるべきか…。 というか、古泉は俺が目を覚ましていることを、ハルヒに黙っていたのか? さっきまでここであいつと話してて、あいつが出て間もなくしてハルヒが入ってきた。 だとしたら古泉はハルヒとすれ違って、当然ハルヒは古泉に俺の容態を尋ねたはずだ。 ハルヒの様子から察するに、古泉は「いいえ、まだ目覚めておりません」とか何とか言ったに違いない。 全く、悪趣味なやつめ…。 とまぁ~頭の中でウダウダ考えていると、何かが俺の手に触れた。 ハルヒの手だ…ハルヒが俺の手を握っている…。しかも両手で。 ハルヒ「あったかいでしょ?さっきまでカイロで温めてたのよ。また冷えたらいけないもんね。」 そりゃあ、ありがたい。どうせならその優しさを、俺が行くときにくれて欲しかったもんだが…まぁ今更言っても仕方ない。 ハルヒ「あんたが目覚めて元気になるまで、SOS団は活動休止よ。だって、あんたがいないと……つまんないもの…」 それからしばし沈黙が続き、再びハルヒは口を開いた。 ハルヒ「ずっと前に言ったでしょ?悪夢を見たって…あれね、実は悪夢ってほどでもなかったのよ…」 悪夢?あぁ、二人きりの閉鎖空間のことか。あんまり思い出したくないがな…。 ハルヒ「あのときね、その夢にあんたが出てきたのよ。灰色の世界でね、そこにはあんたと私しかいなかったわ。」 だから思い出させるなっつの… ハルヒ「そしたら急に変な巨人が出てきてね、周りをめちゃめちゃに壊しまくってるのよ。 私はその巨人に恐怖心はなかったんだけど、あんたは違ってたみたいね。私の手を引っ張って外へ連れ出したのよ。 あっ、ちなみに私達は学校にいたんだけどね」 ハルヒ「それからあんたは、私を校庭まで連れて来たのよ。私はその灰色の世界にいたいって思ってたんだけど、 あんたは言ったわ。『元の世界に戻りたい』ってね。」 そりゃそうさ。あんな世界に好き好んでいようって考える奴は、おまえ以外にいやしない。 ハルヒ「それからあんた何言ったと思う?ものすごい真面目な顔して、『ハルヒ…実は俺、ポニーテール萌えなんだ』 とか言い出したのよ。今思い出すと笑えるけど、あのときは呆れて笑うどころじゃなかったわ」 ああ、できることなら記憶から抹消したいよ。跡形もなくな。 ハルヒ「でもね、そのあとあんたは言ったわ。『反則的に似合ってる』って。結構嬉しかったのよ?照れ臭くて 『バカじゃないの!?』とか言っちゃったけど」 ハルヒ「私が呆気にとられてると…あんたは…私の唇に…キス…したのよ…。あんたは絶対に信じないでしょうけどね。 それで気が付いたら朝だったわ。起きた瞬間は、『どうしてファーストキスの相手がキョンなのよ!』って気分だったけど……今は……違うわ」 おい…何を言い出すんだ…ハルヒ…。 ハルヒ「あんたも知ってるように、私は負けず嫌いなのよ。だから…やられっ放しはイヤ…特にあんたにはね…。というわけで…次は私の番…」 ハルヒ…おまえ…まさか……! もうおわかりだろう…ハルヒは俺に、キスをした。俺がしたときと同じように…俺の唇に。長門のように正確ではないが、おそらく10秒くらいだろう。 ハルヒ「これで…おあいこね。1勝…1敗…。」 何の勝負だ…。ハルヒは俺の唇から離れると、耳元でささやいた。 ハルヒ「あたしがこれで目を覚ましたんだから、あんたも目を覚ましなさいよ。白雪姫みたいなことさせちゃって、 私はあんたの王子様じゃないわよ」 ああ、俺もお前のお姫様ではない。断じてない。 ハルヒ「じゃあね、キョン…次に来たときはいつものマヌケ面見せなさいよ」 今見せようと思えば見せられるんだがな、そのマヌケ面を…。 ハルヒ「じゃあ、またね…」 そう言ってハルヒは部屋を出た。おそらくは扉付近で言った言葉だろう。 それからしばらくして、俺は目を覚ました。といっても最初から覚めてたんだが…。 そのときはSOS団のメンバーが全員揃っていて、「おやおや、やっとお目覚めですか」と白々しい言葉もあれば、 「キョンく~ん」と可愛いらし~いお言葉もあった。いつもと変わらない無表情で、「そう」という一言もあったが。 我が団長はというと、あのときのあれは夢だったのかと思うほどのものだった。 なんせ目覚めた瞬間の第一声が「いつまで寝てんのよバカキョン!」、それに加えて強烈なビンタと来たもんだ…。 さっきのは別の人格か?ハルヒ… そして退院した俺は、すぐに学校へ復帰した。まぁ病み上がりってことで休んでもよかったのだが、何故かそんな気にはなれなかった。 教室へ入ると、ハルヒはいつものように頬杖をついて、不機嫌そ~に外を見ていた。 キョン「よっ、元気か?」 ハルヒ「あんたに言われたくないわよ。もういいの?無理しないで休んだほうがよかったんじゃない?」 キョン「ほほぅ、お前でも心配してくれることがあるんだな。」 ハルヒ「はぁ!?勘違いしないでよ!あたしが心配してるのはSOS団のほうよ!病み上がりだからって足引っ張んないでよね!」 キョン「へいへい、じゃあ今日は授業が終わったら真っ直ぐ家に帰りますよ」 ハルヒ「ダメ。最初っから休むんならまだしも、授業を受けて部活に出ないなんてあたしが許さないわ」 キョン「おいおい、お前言ってることが矛盾…」 ハルヒ「いーから出なさい!これは団長命令よ!逆らったら死刑よ!」 こうしていつも通りの会話を楽しんだわけだが、一つだけ普段と違う部分があった。 それは、ハルヒの今日の髪型が、ポニーテールだったということだ。 終わり
https://w.atwiki.jp/livetube/pages/1995.html
河童(かっぱ)は、日本の妖怪・伝説上の動物、または未確認動物。標準和名の「かっぱ」は、「かわ(川)」に「わらは(童)」の変化形「わっぱ」が複合した「かわわっぱ」が変化したもの。河太郎(かわたろう)とも言う。ほぼ日本全国で伝承され、その呼び名や形状も各地方によって異なる。類縁種にセコなどがいる。水神、またはその依り代、またはその仮の姿ともいう。鬼、天狗と並んで日本の妖怪の中で最も有名なものの一つとされる[1][2]。具体例としては各地に残る河童神社、河童塚(鯨塚、道具塚と同じ)がある。 目次 [非表示] 1 外見 1.1 亀人形態 1.2 類人猿形態 2 行動 3 起源 3.1 現在の河童 4 呼び名 5 各地の伝承 5.1 九州の河童伝説 5.1.1 豊前 5.1.2 筑後 5.2 牛久沼と小川芋銭 6 河童にまつわる言葉 7 河童を題材とした作品等 7.1 文学 8.1 漫画 8.2 テレビ番組 8.3 映画 8.4 舞台 8.5 美術 8.6 CM 8.7 キャラクター 8.8 音楽 8.90 商品 8.10 建築物 8.11 地名 8.12 人物 9 脚注 10 関連項目 11 外部リンク 外見 [編集] 妖怪画で知られる鳥山石燕による河童 体格は子供のようで、全身は緑色または赤色。頭頂部に皿があることが多い。皿は円形の平滑な無毛部でいつも水で濡れており、皿が乾いたり割れたりすると力を失う、または死ぬとされる。口は短い嘴で、背中には亀のような甲羅が、手足には水掻きがあるとする場合が多い。 両腕は体内で繋がっており片方の腕を引っ張るともう片方の腕が縮み、そのまま抜けてしまうこともあるという。中国のサル妖怪「通臂猿猴」の特徴の通臂である。 肛門が3つある。体臭は生臭い。猿やカワウソのような姿とすることもある。 また大まかに以下の2種類に分けられる。 亀人形態 [編集] 体はウロコで覆われ嘴があり、頭には皿を乗せている。頭の皿が割れると死ぬ、または力を失い衰弱する。背中に甲羅があり手足に水かきがある。爬虫類が原型なのか、絵では手の親指がないことが多い。亀のように四本足で歩く絵も見受けられる。キュウリを好む。 絵に書かれることは多いが、キュウリが好物という以外には具体的に何をしたという特徴もない。一般的な河童の想像図に近い反面、目撃談は意外に少ない。 牛や馬の尻や尾にしがみついていわゆる駒引きをするのはこちらの形態のものであると思われる。ただし、昭和の目撃例においてはこの二つと別の爬虫類らしき生物も目撃されており(後述)、こちらと混同された可能性もある。 類人猿形態 [編集] 全身が毛に覆われている。口には牙があり、鼻の造形がはっきりしない。頭部にはくぼみがあり、そこに常に水を溜めている。その水が乾くと死ぬ、または衰弱する。手には親指があり、足にはかかとがある。相撲が得意でよく人間の子供と遊ぶ。 存在する河童絵の3割程度は猿型だが、中には背中の甲羅が書かれていないものもある。 春に水辺に下りてきて秋に山へ帰るのもこの種類だと思われ、山童やキジムナーも同類と推測される。ほぼ日本全土に伝承や目撃例があるが、地域差もある模様。北海道のミンツチが伝承しかないのに対し、九州、五島列島、沖縄などでは近世の目撃が非常に多い。 昭和以降の目撃談では遠目に人間に見えるというのもこの種類と見て間違いない。甲羅を紐で結んでいる絵も多く見受けられるので、甲羅様の道具を蓑のように使っている人間であるとも考えられる。ごくまれに甲羅でなく蓑のようなものに背中を覆われている絵もある。 九州では人間の歌や落石、倒木、ダイナマイトの爆破音を真似すると言われる。河童が人間を真似た歌は、節は奇麗だが言葉は不明であったとされている。 行動 [編集] 葛飾北斎による河童 川や沼の中に住む。ただし例外に地行浜(現在、福岡ドームが建っている辺り)の酒飲み河童は、海に住む。泳ぎが得意。 悪戯好きだが悪さをしない妖怪として伝えられる場合もあるが、多くは水辺を通りかかったり、泳いだりしている人を水中に引き込み、おぼれさせたり、「尻子玉」(しりこだま。尻小玉とも書く)を抜いて殺すなどの悪事を働く。抜いた尻子玉は食べたり竜王に税金として納めたりする。尻子玉とはヒトの肛門内にあると想像された架空の臓器で、これを抜かれるとふぬけになると言われている。この伝承は溺死者の肛門括約筋が弛緩した様子があたかも玉が抜けたように見えたことに由来するようである(尻子玉は胃や腸などの内臓を意味するという説もある)。人間の肝が好物ともいうが、これも前述と同様の溺死者の姿があたかも内臓を抜き去ったかのように見えたことに由来するといわれる[3]。 相撲が大好きでよく子供を相撲に誘う。相撲に負けた子供は尻子玉を抜かれる。河童は大人よりも力が強いが、仏前に供えた飯を食べた後に闘えば子供でも負けないと言われている。また相撲をとる前にお辞儀をすると河童もお辞儀を返し、それにより頭の皿の水がこぼれてしまうため、力が出せなくなるともいう。 好物はキュウリ、魚、果物。これにちなみ、キュウリを巻いた寿司のことを「カッパ巻き」と呼ぶ。キュウリを好むのは、河童が水神の零落した姿であり、キュウリは初なりの野菜として水神信仰の供え物に欠かせなかったことに由来するといわれる[4]。 義理堅く、魚や薬の製法を恩返しとして提供する民話も多く存在する。 鉄、鹿の角、猿を嫌う。潜水時間は河童は12時間だが猿は24時間なので闘うと猿に負けるという民話もある。シダの葉で頭をなでると人間に化けることができるとされる。 起源 [編集] 歌川国芳画、多嘉木虎之助。田村川で川虎(河童)を生け捕る図 河童の由来は大まかに西日本と東日本に分けられ、西日本では大陸からの渡来とされるが(河伯信仰を参照)、東日本では安倍晴明の式神、役小角の護法童子、飛騨の匠(左甚五郎とも)が仕事を手伝わせるために作った人形が変じたものとされる。両腕が体内で繋がっている(腕を抜くと反対側の腕も抜けたという話がある)のは人形であったからともされる。大陸渡来の河童は猿猴と呼ばれ、その性質も中国の猴(中国ではニホンザルなど在来種より大きな猿を猴と表記する)に類似する。九州北部では河童の神を兵主部羅神ということから、熊本県のヒョウスベもその一派であると考えられる。 河神[5]が秋に山神となるように、河童も一部地域では冬になると山童(やまわろ)になると言われる。大分県では、秋に河童が山に入ってセコとなり、和歌山県では、ケシャンボになる。いずれも山童、即ち山の神の使いである。また、河童は龍などと同じ水神ともいわれる。山の精霊とも言われる座敷童子などと同様に、河童も一部の子供にしか見えなかったという談があり、関連性が興味深い。 河童は、間引きされた子供の遺体が河原にさらされている姿との説もある。江戸時代には間引きは頻繁に行われており、他の子供に間引きを悟られないよう大人が作った嘘とも言われている。 頭の皿については、民俗学者の折口信夫が『河童の話』で興味深い指摘をしている[6]。皿などは食物を載せるための物で、つまりは生命力の象徴である。これに関しては椀貸し淵の伝承が興味深い。膳椀何人前と書いた紙を塚・洞・淵などに投げ込んでおくと翌日には木具が揃えてあった。だがある時借りた数を返さなかった日から貸してくれなくなった、というようなものである。貸し主ははっきりしないのが多く、竜宮・河童というのもあるが狐という所もある。ただ類似の説話に川上から箸や椀が流れてきたという隠れ里にまつわる話やそれに関する迷い家(マヨヒガ)のケセネギツ(米櫃)[7]、淵に薪などを投げ込むと恩返しで富貴になる話などがあり、これらのことからは椀類が生命力から富の象徴になったこと、椀が水と縁の浅からぬ物であることが分かる。 また折口は、壱岐の殿川屋敷で女が井戸に飛び込み、底に椀が沈んでいるという話も紹介した。これについては古くから水の神に捧げる嫁あるいは生け贄や、水に関わる土木工事での女の人柱が多く伝承されていることを挙げ、平戸に伝わる女河童の例で、ある侍屋敷に下女がいて皿を一枚落として割ったので主人が刀で斬りつけると海に逃げ、その姿を見れば河童であったという話を引いている。 『西遊記』に登場する沙悟浄は、日本ではしばしば河童に似た姿で描かれる。詳細は沙悟浄#日本の沙悟浄を参照。 現在の河童 [編集] 浅草かっぱ橋の河童像 現在の日本でも極たまに目撃談があり、ツチノコと並んで日本を代表する未確認生物とも言える。 また、その類の生物としては珍しく、愛くるしい姿で描かれることが多い。水辺に住んでいると伝えられるためか、河川や湖沼の水質汚染防止及び環境保護のマスコットキャラクターにされることが多い。 呼び名 [編集] 各地方毎に様々な名で呼ばれている。 「河童」の訛りとしてガワッパ、ガワワッパ、ガラッパ(熊本県八代地方、鹿児島県川薩地方)、河太郎の訛りとしてゲータロ、ガタロウ、ガータロー(長崎県五島列島など)[8]。語源の「かわわらわ」(川童)に近い訛りとしてカワエロ(岐阜県揖斐郡)[8][9]もある。 水蛇(ミヅチ)の訛りと思われるメンドチ、メドチ、ドチガメなどもある。 また、これらとは全く別系統のものとして、岩手県や広島県の淵猿(ふちざる)[10][11]、高知のシバテン(芝天狗の略)、愛媛県宇和地方でのエンコ[12]、岐阜県大野郡や和歌山県でのガオロ[9]、岡山県(主として津山市)でのゴンゴ、対馬(長崎県対馬市)などでのカワコ[9]、大分県玖珠郡でのカワノモノ[8]、熊本県飽託郡(現・熊本市)でのタビノヒト[13]、鹿児島県トカラ列島のガウルがある[14]。 英語圏内ではウォーターインプの名で呼ばれる。 各地の伝承 [編集] 九州の河童伝説 [編集] 壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武士たちは散り散りになって九州に逃れた後、源氏の追っ手に次々と打たれ死んでいったのだが、その打ち滅ぼされた平家の落人の霊魂は河童となり、九州各地で田畑を荒らし、人民牛馬を川に引きずり込むなどの悪戯を働いたと言われる。 豊前 [編集] 大分県の中津市耶馬溪町に鎮座する雲八幡宮では、古くから「河童楽」という河童封じの神事(通称:河童まつり)が行われている。それは河童を中央に囲み、楽を奏し、唐団扇(とううちわ)と言われる大きな団扇で仰ぐことにより荒ぶる河童の霊魂を鎮めるというもので、その後は河童の神通力によって村の平和は守られたと言い伝えられている。筑後国に伝授されたものと河童楽由来記は伝えるがいつ頃から始まったのか定かでなく、筑後にもその伝承が残っていない。現在、大分県無形民俗文化財として指定されており、少なくとも江戸中期ごろかそれ以前より毎年夏の例大祭に奉納されている。 筑後 [編集] 福岡県の筑後川付近には「河童と地元民とのもめごと」や「河童族同士の戦争」の伝説や「河童にちなんだ地名」など比較的年代が明確ではっきりした記録が数多く残っており、少なくともその当時「河童」と呼ばれたものが川辺付近に多く住んでいたと思われる。 特徴は全身が毛に覆われている「類人猿形態」。筑後地方の河童は100匹以上の集団生活を営んでいたらしく、川の上流から海の傍まで幾つかの集団に分かれて生活していたらしい。さらには人語を理解し、人間との複雑な契約も行っていたことから、河童は少数民族ではなかったかとも思われる。昭和初期まで河童を見た人が比較的多くいるのでこの時期に絶滅したのかも知れない。 「水に入る前にはタケノコを食べる」「水に入る前には仏前飯を食べる」といった河童除けの風習は久留米市の水天宮付近が起源とされる。毎年8月には、水の祭典という祭りが行われる。これは、元々河童をあがめるために始まった祭りである。 久留米市民図書館では、河童をモチーフとした置物がある。久留米市では買い物をして集めるカッピースタンプがある。同市田主丸町には街に河童の像が多く飾られており,田主丸駅の駅舎も河童の形状をしている. 牛久沼と小川芋銭 [編集] 茨城県の牛久沼には、「悪さをする河童を捕まえ松の木にくくりつけたが、改心したので逃がしてやると、河童が草刈りをしてくれた」、「河童の手を拾って河童に返したところ、河童が万能の膏薬の作り方を教えてくれた」など、河童にまつわる伝説が多く残っている。 生涯のほとんどを牛久沼のほとりで暮らした日本画家の小川芋銭は、河童を好み多数の河童の絵を残したことから『河童の芋銭』として知られている。晩年には画集『河童百図(1938年)』を出版している。 河童の川流れ 河童は泳ぎが得意であることから、物事に長けている人でも失敗することがあるという意。 屁の河童 河童はいつも水の中にいるため、屁をしてもあまり勢いがないことから、「取るに足りないこと」を「河童の屁」、後に語順が変わった。「木っ端の火」から来たという説もある。 陸(おか)へ上がった河童 河童は水中では能力を十分発揮できるが、陸に上がると力がなくなるとされるところから、力のある者が環境が一変するとまったく無力になってしまうことのたとえ。 カッパ巻き 河童がキュウリを好むことから巻き寿司のキュウリ巻きをカッパ巻きと呼ぶ。 河童忌 小説家芥川龍之介の忌日7月24日。死の直前の代表作『河童』にちなむ。 雨具の合羽(かっぱ)はポルトガル語の capa(カパ)に由来し河童とは無関係である。ただし河童を合羽と書くことはある[18]。 河童を題材とした作品等 [編集] 文学 [編集] 芥川龍之介『河童』(1927) 草野心平「河童と蛙」(1938) - 詩。 火野葦平「石と釘」(1940) 他 - 短編集『河童曼陀羅』(1957) にまとめられた。 南條範夫「水妖記」(1953) - 短編集『燈台鬼』収録。 今日泊亜蘭「河太郎帰化」(1958) - 短編集『まぼろし綺譚』収録。 漫画 [編集] 清水崑『かっぱ天国』(1953–) - 「黄桜」CMのキャラクター原案。 水木しげる『河童の三平』(1961–) 花輪和一『天水』(1992–) 石川優吾『カッパの飼い方』(2003–) つの丸『岸辺のサブロー』(2004–) 御童カズヒコ『ま、いっか~カッパ君 それなりの日常~』(2006–) 鈴菌カリオ 『Sillyなコダマ!!』(2008–) テレビ番組 [編集] 『ウルトラセブン』41話「水中からの挑戦」(1968) 『河童の三平 妖怪大作戦』(東映、1968–1969) - 『河童の三平』の特撮ドラマ化。 『ウルトラマンA』19話『河童屋敷の謎』(1972) 『まんが日本昔ばなし』「河童のくれた妙薬」(1976)「河童の雨乞い」(1976)「かっぱの淵」(1977)「馬の毛をぬくカッパ」(1978)「砂子多の河童」(1978)「かっぱとひょうたん」(1980)「媛女渕の河童」(1981)「ねねこ河童」(1982)「かっぱ地蔵」(1984) 「釣川の長太郎河童」(1986)「カッパのわび状」(1988)「かっぱのかめ」(1989)「禅師河童」(1989)「酒を買いに来た河童」(1991)「市右衛門と河童」(1991)「かっぱにもらった宝物」(1992)「尻ぬき河童」(1994) 『電波少年に毛が生えた 最後の聖戦』 (2002–2003) - 岩手県で河童に扮装した芸人が人知れずに生活する企画を行い岩手県内やスポーツ紙などで騒動となった。 『かっぱまき』(2003) 映画 [編集] 『大巨獣ガッパ』(1967) 『河童 KAPPA』(1994) 『サマータイムマシン・ブルース』(2005) - 河童を直接扱ったものではないが、作中に河童に関する逸話が出てくる。 『河童』(2006) - 芥川龍之介の「河童」の映画化。 『西遊記』(2007) - 河童を直接扱ったものではないが、登場人物の沙悟浄が日本の河童のイメージを受けていると思われる形態をしている。 『河童のクゥと夏休み』(2007) 舞台 [編集] 『河童の指しゃぶり』(2009) 干場麓照脚本 美術 [編集] 喜多川歌麿『河童と海女』(1788) 小川芋銭『河童百図』(1938) CM [編集] 黄桜:清水崑(初代)、小島功(二代目)原画によるアニメーション。 キンチョウリキッド(大日本除虫菊):山瀬まみが河童の着ぐるみで出演。 ソフレ(ツムラ):篠原涼子が河童のパペットと掛け合い。 DCカード:中井貴一が河童、タヌキの着ぐるみと掛け合い。 キャラクター [編集] となりのカッパさんち。:サンリオのキャラクター。 かっぺい、ぱっぴい:阪急かっぱ横丁のマスコット。 かりんちゃん:岩手県遠野市のイメージキャラクター。 かっぱ寿司の社名及びキャラクター(カーくん、パー子ちゃん)。 ぱちゃぽ:日本水泳連盟のマスコットキャラクター。 おカッパちゃん:定山渓温泉のマスコットキャラクター。 竹田六十四:「フラカッパー」に登場する主人公。 村長:「荒川アンダーザブリッジ」に登場するキャラクター。(ポリプロピレン素材の河童の着ぐるみを着たれっきとした人間である) パッカくん:「GIANT KILLING」内に出てくるマスコットキャラクター。 はなかっぱ:あきやまただし作「はなかっぱ」に登場する主人公。 カッパくんとかぱちゃん:アランジアロンゾの「アランジアワー」等に登場するキャラクター。 河童:ぬらりひょんの孫 音楽 [編集] 河童ばやし:うしくかっぱ祭りテーマ曲。作詞:中島清治、作曲:福田正、歌:鎌田英一。 かっぱまきマキ:作詞・作曲:TAMAYO、歌:河童巻。 かっぱが川辺でわっしょいしょい:作詞・作曲・歌:蜂谷清香。 芥川龍之介の河童 〜Candid Friend:東方風神録BGM。作曲:ZUN(上海アリス幻樂団)。 河童をどり:作詞・作曲:瞬火、歌:陰陽座。陰陽座の5thアルバム「夢幻泡影」に収録。 河童ブギウギ:作詞:藤浦洸 作曲・編曲:浅井挙曄 美空ひばりのデビュー曲。 河童と蛙:作詞:草野心平 作曲・歌:NUU 商品 [編集] かっぱえびせん かっぱカップ 建築物 [編集] 雲八幡宮の「あ・うんの河童」(大分県中津市) - 狛犬ならぬ狛河童。 JR九州田主丸駅駅舎(久大本線・福岡県久留米市) 河童橋(長野県松本市) - 芥川龍之介の「河童」に登場。 河伯洞(福岡県北九州市若松区) - 河童を題材に好んだ小説家火野葦平の旧宅・記念館。 地名 [編集] 合羽橋(東京都台東区)- 由来は不詳だが河童をマスコットとする。 カッパ淵(岩手県遠野市) - 河童伝承がある。 人物 [編集] アルシンド・サルトーリ - サッカー選手。髪型からカッパと呼ばれた[19]。 脚注 [編集] [ヘルプ] ^ 京極夏彦・多田克己編著 『妖怪図巻』 国書刊行会、2000年、147頁。ISBN 978-4-336-04187-6。 ^ 多田克己 『幻想世界の住人たち』IV、新紀元社〈Truth in fantasy〉、1990年、110頁。ISBN 978-4-915146-44-2。 ^ 石川純一郎 『河童の世界』 時事通信社、1985年、新版、129–131頁。ISBN 978-4-7887-8515-1。 ^ 『河童の世界』、231–237頁。 ^ 『日本書紀』には「時天皇夢有神 誨之曰 武臟人強頸 河內人茨田連衫子 衫子 此云 於河伯 必獲塞 則覓二人而得之 因以禱於河神」の河伯、河神」(仁徳天皇11年(323年))や、「於吉備中國川島河派 有大虯令苦人」の虯令(みづち)(仁徳天皇67年(379年))など河神の記述がある。 ^ 折口信夫『古代研究II』223–252項、中公クラシックス、2003年 ^ 柳田国男『遠野物語』 ^ a b c 『河童の世界』、57–62頁。 ^ a b c 民俗學研究所編著 『綜合日本民俗語彙』第1巻、柳田国男監修、平凡社、1955年、321–432頁。 ^ 佐々木喜善 『遠野のザシキワラシとオシラサマ』 宝文館出版、1974年、96頁。 ^ 三坂春編 「老媼茶話」『近世奇談集成』1、高田衛他校訂、国書刊行会〈叢書江戸文庫〉、1992年、26–27頁。ISBN 978-4-336-03012-2。 ^ 水木しげる 『水木しげるの憑物百怪』上、小学館〈小学館文庫〉、2005年、80頁。ISBN 978-4-09-404702-8。 ^ 民俗學研究所編著 『綜合日本民俗語彙』第2巻、柳田国男監修、平凡社、1955年、892頁。 ^ 『河童の世界』、259頁。 ^ 宮本幸枝・熊谷あづさ 『日本の妖怪の謎と不思議』 学習研究社〈GAKKEN MOOK〉、2007年、33頁。ISBN 978-4-05-604760-8。 ^ “北野天満宮の歴史”. コスモスの町きたの. 北野町商工会. 2009年1月31日閲覧。 ^ “松浦一酒造HP”. 2010-02-6閲覧。 ^ 『広辞苑』 ^ 【写真で見るきょうは何の日】「鹿島のカッパ」アルシンド活躍 - zakzak 2010.06.16 関連項目 [編集] 水妖 水虎 メドチ 禰々子 遠野物語 外部リンク [編集] ウィキメディア・コモンズには、河童に関連するカテゴリがあります。 各地の河童の話:「小説家隆慶一郎(脚本家池田一朗)公式サイト」より 黄桜かっぱミュージアム:CMキャラクターに使用している黄桜公式ホームページより 河童の沙悟浄 カテゴリ 出典を必要とする記事/2011年1月 | 河童 | 人型未確認動物
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/1198.html
08/05/09(金)20 02 59 No.12010310 ■童話世界■ カッパ漬 昔々、あるカッパが悪さの罪滅ぼしに雨乞いをして来世で人間となる事を願いつつ死んだ。 それ以来、その村ではいつか人間に転生したカッパが訪ねてくると伝えられてきた。 ある日、遠い異国からヤマト国へ布教に訪れた宣教師がこの村へと立ち寄り、 彼はカッパの転生だと誤解した村人達に大歓迎された。 宣教師は布教ついでのお礼に南蛮のぴくるすなる漬物の製法を伝えて去るが、 それ以来、これが「カッパ漬」として村の一大産業となったそうな。 ∥関連事項 ⇒童話世界
https://w.atwiki.jp/poritekugame/pages/54.html
皿? 何言ってんだお前? フルネーム カッパ・ルフィート 種族 水の妖精 性別( 年齢 ) 身長/体重 男(16)169/46 出身地/出会う場所 泉 身体的特徴 髪の色は灰色。 くちばしはなし。 河童だが皿はない、けど頭は隠している。 ヒトに近い、いつもレインコートのフードで頭を隠している。 服装/装飾品、所持品等 (青色の)レインコートを身につけている。 /傘、首にヘッドホンつけている。 性格 いたずら好きで怒りっぽい。 バックボーン 水の妖精の一種で親に認められ、種族の長にも認められたもの だけが水の精霊となる。 本人は、陰で毎日一生懸命頑張るが、種族の中では最弱。 それにより親やみんなに認めてもらうどころか、自分を見てもらえない。 そのため自分の存在を見てもらうため、いたずらしたりしている。 主要キャラ関係 なし。 イベント どれでもOK。 能力 仲間になるのなら。 水を変化したり、作ったり、操ったりできる。 その他 ふんもっふ!!!!!!!!!!!!!
https://w.atwiki.jp/zero_streamer/pages/16.html
ニコニコ生放送とは(http //live.nicovideo.jp/) 視聴方法 会員登録 プレミアム会員について ニコ生の仕様 用語
https://w.atwiki.jp/tototuu/pages/205.html
オレ的ゲーム速報 ニコ生一覧 オレ的ゲーム速報のニコニコ生放送一覧 エンタジャムチャンネル(http //ch.nicovideo.jp/lives/ch6991)で 2010年から2012年に放送されたオレ的ゲーム速報のニコニコ生放送 「オレ的ニコニコ生放送@刃」をまとめています。 一番下へ 2012年 オレ的ニコ生放送@JIN E3にいってきたけど最終回って何スペシャル(2012年06月13日)20回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv96155451 jin115.com/archives/51877008.html 2011年 オレ的ニコ生放送@JIN クリスマス スペシャル!(2011年12月24日)19回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv74824068 jin115.com/archives/51834607.html オレ的ニコ生放送@JIN PS Vita 発売記念生放送 「で、Vitaって正直どうなのよ」(2011年12月17日)18回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv73696580 jin115.com/archives/51832864.html オレ的ニコ生放送@刃「あえて大特集!セインツロウ ザ・サード」スペシャル!!(2011年11月19日)17回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv70397956 http //jin115.com/archives/51825772.html 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』ブルーレイ&DVD発売記念 「日本一受けたい!X-MENアカデミー」)(2011年10月08日)16回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv65996231 http //jin115.com/archives/51815228.html X-MEN特番の前座として18時30分から19時まで オレ的ニコ生放送 「TGS2011」総括スペシャル(2011年09月18日)15回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv63914895 http //jin115.com/archives/51810595.html オレ的ゲーム速報VSイメージエポック「あんたらほんとにJRPGわかってんのか?スペシャル」(2011年08月26日)14回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv61111952 http //jin115.com/archives/51804372.html http //jin115.com/archives/51804372.html 【緊急値下げ放送】ニンテンドー3DS徹底討論スペシャル!(2011年07月29日)13回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv58142161 http //jin115.com/archives/51797457.html http //jin115.com/archives/51797201.html オレ的ニコ生放送 『JIN刃」E3おかえりなさいスペシャル(2011年06月14日)12回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv52858424 http //jin115.com/archives/51784150.html http //jin115.com/archives/51785273.html オレ的ニコ生放送 「JIN刃」E3直前スペシャル(2011年06月03日)11回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv51789496 http //jin115.com/archives/51781759.html http //jin115.com/archives/51782178.html オレ的ニコ生放送 「JIN刃」逆襲の妊娠SP(2011年04月29日)10回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv47774022 http //jin115.com/archives/51771693.html http //jin115.com/archives/51772109.html 日曜オレ的ニコ生劇場「JIN刃」「Home Front」発売記念スペシャル(2011年04月17日)9回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv46534594 http //jin115.com/archives/51768421.html http //jin115.com/archives/51769132.html オレ的ニコ生放送@刃 エイプリルフール 節電生放送(2011年04月01日)8回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv44872578 http //jin115.com/archives/51764695.html http //jin115.com/archives/51765170.html 『アマチュアゲーマー!~オレ的ニコ生放送@刃~』ニンテンドー3DS発売記念放送!(2011年02月26日)7回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv40863166 http //jin115.com/archives/51756343.html アマチュアゲーマー!~オレ的ニコ生放送@刃~(2011年02月11日)6回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv39048593 http //jin115.com/archives/51752475.html http //jin115.com/archives/51752743.html アマチュアゲーマー!~オレ的ニコニコ生放送@刃~1/28 ON AIR(2011年01月28日)5回目 http //live.nicovideo.jp/gate/lv38581452 http //jin115.com/archives/51748687.html http //jin115.com/archives/51749114.html 2010年 オレ的ニコ生放送@刃クリスマス特番「オレたちはひとりじゃない」(2010年12月24日)4回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv35431819 http //jin115.com/archives/51738980.html http //jin115.com/archives/51739390.html WeeklyFAN アマチュアゲーマー!~オレ的ニコ生放送@刃~(2010年12月10日)3回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv34252388 http //jin115.com/archives/51735600.html http //jin115.com/archives/51735656.html WeeklyFAN 新企画「アマチュアゲーマー!」第2回!(2010年11月12日)2回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv31769600 http //jin115.com/archives/51727942.html WeeklyFAN 新企画「アマチュアゲーマー!」(2010年10月22日)1回目 http //live.nicovideo.jp/watch/lv30030001 http //jin115.com/archives/51721451.html http //jin115.com/archives/51721754.html 番外編 ※ レギュラーではないがオレ的ゲーム速報が出演したもの。 映画『ネイビー・シールズ』公開記念「銃火器総選挙2012」)(2012年06月16日) http //live.nicovideo.jp/gate/lv94708699 http //jin115.com/archives/51875065.html http //jin115.com/archives/51875065.html 【ヒコラジ#003】彦龍VS有名ブロガー「オレ的ゲーム速報@JIN」)(2011年09月09日) http //live.nicovideo.jp/watch/lv63083224 【祝!国内版発売記念納涼企画】『噂のホラーFPS「F.3.A.R.(フィアー3)」を発売前に体験してみる』)(2011年07月09日) http //live.nicovideo.jp/watch/lv55061401 http //jin115.com/archives/51792475.html http //jin115.com/archives/51791331.html 「アマチュアゲーマー・レトロ」生放送 第5回 「ゴールデンアックス」)(2011年02月19日) http //live.nicovideo.jp/gate/lv40661551 http //jin115.com/archives/51754794.html 一番上へ 最終更新:2013-11-20 22 49 16 (Wed)
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5271.html
~部室にて~ キョン「Zzzz…」 ハルヒ「……」 長門「……」ペラ ハルヒ「ねぇ有希」 長門「なに?」 ハルヒ「あたしたち友達よね?」 長門「そう認識している」 ハルヒ「それじゃあさ、なんか悩み事とかない?」 長門「何故?」 ハルヒ「何故って、特に理由は無いけど」 長門「そう」 ハルヒ「ほら、あたしたちってあんまりプライベートな話しないじゃない?」 長門「?」 ハルヒ「あたしこんな性格だからあんまり同性の友達いないの」 長門「朝比奈みくるがいる」 ハルヒ「みくるちゃんってなんだかんだで年上だし、有希が一番一緒にいる同い年の友達なのよ」 長門「そう」 ハルヒ「だから、その、もっと仲良くなりたいなぁ、って」 長門「つまり『普通』の交友関係を望むと?」 ハルヒ「うっ、団長としてあんまり『普通』を強調されると耳が痛いわね」 長門「他意はない」 ハルヒ「わかってるわよ。そうね、普通に友達と付き合いたいと思ってる」 長門「……」グゥ~ ハルヒ「一緒に買い物に行ったり、恋愛の話したり」 長門(お腹がへった) ハルヒ「そうだ!有希って好きな人いたりするの?」 長門「好きな人?」 ハルヒ「そう!好きな人!」 長門「それは異性という意味?」 ハルヒ「当たり前じゃない」 長門「自分から答えないとフェアではない」 ハルヒ「え?」 長門「こういった質問の場合、自分から答えずに相手にのみ回答を求めるのはフェアではない、と本に書いてあった」 ハルヒ「え?」 長門「先に言うべき」 ハルヒ「あたしが?」カァァ 長門「……」コク ハルヒ「あ、あ、あ、あたしは、その」チラ キョン「Zzzz…」 長門「?」 ハルヒ「あたしは、今はいないわ!……多分」 長門「そう、わたしは彼が気になる」 ハルヒ「彼?」 長門「そう」チラ キョン「Zzzz…」 ハルヒ「え?あれ?」 長門「そう」 ハルヒ「ほんとに?」 長門「友達に嘘はつかない」 ハルヒ「うっ」 長門「なにか問題が?」 ハルヒ「あ、あれはダメよ!止めときなさい」 長門「何故?」 ハルヒ「だって、その、見た目だってよくないし、冴えないし、馬鹿だし、有希には釣り合わないわ」 長門「それを決めるのはわたし」 ハルヒ「そうだけど……」 長門「……」 ハルヒ「でも、あいつは……その」 長門「嘘」 ハルヒ「え?」 長門「さっきまでの発言は嘘だと言った」 ハルヒ「だってさっき友達に嘘言わないって」 長門「それも含めて嘘」 ハルヒ「ほんとに?」 長門「今度は本当」 ハルヒ「ほんとにほんと?」 長門「くどい。友達の思い人を取ったりしない」 ハルヒ「だ、誰があいつのことなんか」カァァ 長門「なら貰う」 ハルヒ「それはダメ!」 長門「……」 ハルヒ「……」 長門「……」 ハルヒ「な、なによぉ」 長門「別に。……ただ」 ハルヒ「ただ?」 長門「人をからかうのはなかなか楽しい」 ハルヒ「なっ!」 長門「友達なら冗談の一つや二つは言うもの」 ハルヒ「そうだけど」 長門「あなたは私に普通の友達を求めた」 ハルヒ「うん」 長門「だからそれに答えられようにしてみた。何か違った?」 ハルヒ「……あたしも普通の友達ってよく分からないけど、多分あってると思う」 長門「そう」 ハルヒ「ここじゃ言えないけど、今度有希にはあたしの好きな人教えるはね」 長門「わかった」 ハルヒ「それじゃあこの話はこれでお終いね」 長門「……」コク ハルヒ「有希はあたしに何かないの?」 長門「なにかとは?」 ハルヒ「質問よ」 長門「質問……。趣味は?」 ハルヒ「不思議なこt」 長門「それはもういい」 ハルヒ「えぇ~。他には、料理とかかな?こう見えて結構お母さんと一緒に作ったりしてるから上手なのよ」 長門(案外普通。しかし) ハルヒ「似合わないかな?」 長門「興味がある」 ハルヒ「そ、そう。有希は一人暮らしなのよね。自分で作ったりしてるんでしょ?」 長門「……」フルフル ハルヒ「もしかしてコンビニ中心?」 長門「……」コク ハルヒ「有希らしいと言えばそれまでだけど、それじゃ全然ダメじゃない」 長門「?」 ハルヒ「いい。女の子は料理くらい出来ないと後々大変よ?」 長門「今日のあなたは少し変」 ハルヒ「そ、そうかしら」 長門「いつもなら『女の子らしい』などということを一々強調しない。それは朝比奈みくるの役割」 ハルヒ「そうかもね。でもなんだか有希とはなんていうの?腹を割って話したいというか、そんな感じなのよ」 長門「それは私が友達だから?」 ハルヒ「そう。それに有希って口堅そうだし」 長門「望むなら他言はしない」 ハルヒ「頼むわよ。SOS団の団長がこんなだったら他のみんなに示しがつかないわ」 長門「……」コク ハルヒ「でも、有希さっき嘘ついたしなぁ~」 長門「しつこい。それよりもさっきの話」 ハルヒ「さっき?あぁ料理の話ね」 長門「なにが得意?」 ハルヒ「ありきたりだけどカレーね」 長門「!!!」 ハルヒ「市販のルーを何種類か混ぜると美味しいのよ。あたしの場合、味の決め手はコンビーフね」 長門「……」ゴク ハルヒ「後は、大量の玉葱と人参にカボチャ。お肉は豚バラと手羽先」 長門「……」グゥ~ ハルヒ「後は香り付けに月桂樹の葉も必要ね。それとた~か~の~つ~め~、って知ってる?」 長門「知らない。興味がない」ググゥ~ ハルヒ「な、なんか今日の有希はアグレッシブね」 長門「あなたが望んだ結果こうなった」 ハルヒ「まぁ、悪い気はしないわ」 長門「そう」グググゥ~ ハルヒ「お腹空いてるの?」 長門「あなたの話を聞いたら俄然空いてきた。カレーはとても好き」 ハルヒ「そっか……。ねぇ、今日あたしん家両親が出かけてて夜一人なのよ」 長門「それで?」 ハルヒ「せっかくの機会だし有希の家に泊まりに行っていい?」 長門「さっきのレシピ通りにカレーを作るなら許可する」 ハルヒ「じゃあ決まりね♪あたし家に着替えとか取りに行ってくるわね。で、ついでに買い物して行くわ」ガタ 長門「私もついて行く」ガタ ハルヒ「今日は夜通し遊ぶわよ!」 長門「構わない」 バタンッ キョン「ふぁぁ~……、あれ、誰もいない」 Fin ~涼宮邸前~ ハルヒ「おまたせ有希」 長門「大丈夫」 ハルヒ「じゃあ行きましょ」 長門「……」コク ハルヒ「有希の家の近くにスーパーってある?」 長門「ある。問題ない」 ハルヒ「ならいいわ」 長門「そう」 ハルヒ「有希は料理作れるの?」 長門「カップ麺ならお手の物」キラ ハルヒ「……それは料理じゃないわよ」 長門「?」 ハルヒ「ま、まさか家に調理器具ないとかいわないでしょうね」 長門「……。大丈夫用意した」 ハルヒ「用意した?」 長門「問題ない」 ハルヒ「よく分かんないけど、あるんならいいわ」 長門「……」コク ハルヒ「~♪」 長門「……」ジー ハルヒ「ん?どしたの有希?」 長門「別に」 ハルヒ「?変な有希♪」 長門(精神状態が非常に良好) ハルヒ「有希の部屋って本いっぱいありそうよね」 長門「家にはあまりない」 ハルヒ「そうなの?」 長門「そう」 ハルヒ「ちゃんと片付いてる?」 長門「……」コク ハルヒ「そうよね。有希ってなんか几帳面っぽいし」 長門「……」 ハルヒ「先に家行っていい?荷物持ったままだと買い物しずらいし」 長門「構わない」 ハルヒ「♪」トテトテ 長門「……」トテトテ ~長門宅にて~ ハルヒ「お邪魔しまーす」 長門「どうぞ」 ハルヒ「ほんとに誰もいないのね」 長門「私だけ」 ハルヒ「今は二人よ」 長門「そう」 ハルヒ「そうよ」 長門「こっちがリビング」 ハルヒ「へー、って何にもないじゃない!?」 長門「机がある」 ハルヒ「見りゃ分かるわよ。こんなシンプルな部屋なんて初め てみたわ」 長門「そう」 ハルヒ「普通年頃の女の子なら小物の一つでも……」 長門「普通?あなたは普通は求めいていないのでは?」 ハルヒ「もう!いちいち突っ込まないでよ。あくまで一般論よ 、一般論」 長門「……」ジー ハルヒ「な、なによ」 長門「別に」 ハルヒ「気になるじゃない」 長門「別にと言った」 ハルヒ「わかったわよ」 ハルヒ「それじゃあ買い物行きましょう」 長門「行く」 ハルヒ「それじゃあ案内してね」 長門「任せて」 ~スーパーにて~ ハルヒ「まずは野菜ね」 長門「……」トテトテ ハルヒ「まさか、お米何も無いとは思わなかったわ」 長門(お菓子もある) ハルヒ「とりあえず、カボチャに玉葱、にんじんっと」 長門「……」キョロキョロ ハルヒ「次はお肉ね」 長門「……」トテトテ ハルヒ「やった、豚バラ半額よ。得したわね」 長門「……」コク ハルヒ「手羽も見つけたし、後は香辛料ね」 長門「……」トテトテ ハルヒ「あった」 長門(することが無い) ハルヒ「それじゃあレジ行ってくるから、お金は後で割りカンね?」 長門「わかった」 注:調理シーン及び食事シーンは割愛で。 ~再び長門宅~ 長門「ごちそうさま」 ハルヒ「おそまつさまでした」 長門「美味しかった」 ハルヒ「カレー好きの舌を満足させれてよかったわ」 長門「牛、豚、鳥が全部入ったカレーは初めて」 ハルヒ「そうなの?家であれが普通よ。実際安いお肉だけで済んでるし」 長門「今後の参考にする」 ハルヒ「どうぞ。それにしてもよく食べるわね。見てるだけでお腹痛くなりそう」 長門「いつもこのくらい」 ハルヒ「この小さい体にどんだけ入るのよ」ポンポン 長門「お腹を叩くのはやめて」 ハルヒ「あっ、ごめん。でもあれね、次回の不思議探索は有希の胃袋の限界調査ね」 長門「構わない」キラッ ハルヒ「いずれはSOS団を代表して、大食い女王決定戦に出てもらおうかしら」 長門「一向に構わない」キラッ ハルヒ「あはは、流石に冗談よ」 長門「……そう」 ハルヒ「……有希はさ」 長門「?」 ハルヒ「一人暮らしで寂しくないの?」 長門「特に」 ハルヒ「でも学校から帰ったらここには誰もいないじゃない?」 長門「……」コク ハルヒ「あたしなら寂しいなぁ、って」 長門「やはり今日のあなたは変」 ハルヒ「またそれ?なかなか弱みを見せないあたしが見せてるんだから、少しは相槌しなさいよ」 長門「弱みを見せるということは私を信用している?」 ハルヒ「家族の次に」 長門「そう」 ハルヒ「そうよ」 長門「……私は、あまり寂しくない」 ハルヒ「有希は強いのね」 長門「なぜなら」 ハルヒ「なぜなら?」 長門「普段なら今頃、彼とメールのやり取りをしている」 ハルヒ「え?」 長門「寝るまで」 ハルヒ「か、彼って?」 長門「そう、彼」 ハルヒ「そ、そんな話聞いてないはよ!」ガタ 長門「それはそう。言ってない」 ハルヒ「な、な、な、だって有希好きじゃないって、い、言ったじゃない」 長門「そろそろメールを送る」カチャ ハルヒ「え!?」 長門「……」メルメル ハルヒ「……」ドキドキ 長門「完了」 ハルヒ「……なんて送ったの?」 長門「……」 ハルヒ「ちょっと、なんかいいなs」ピリリリ ハルヒ「こんな時誰からよ?」 FROM ♪ユッキー♪ 本文 あなたは単純すぎ(笑) だから面白い(笑) さっきのはもちろん真っ赤な嘘(笑) 長門「ユニーク」 ハルヒ「……」 長門「……ユニーク」 ハルヒ「有希」 長門「……ユ、少し調子に乗った」 ハルヒ「……そう、有希でもそんなことがあるのね」 長門「ごめんなさい」 ハルヒ「まぁいいわ。でも後で覚えてなさいよ?」 長門「わかった」 ハルヒ「ったく、もぉー」 長門「牛?」 ハルヒ「え?」 長門「なんでもない」 ハルヒ「そう」 長門「そう」 ハルヒ「……なんか不思議よね」 長門「?」 ハルヒ「SOS団で、とかじゃなくて有希と二人だけじゃない?」 長門「SOS団があるから今がある」 ハルヒ「そうなんだけど……」 長門「?」 ハルヒ「あのね、一つ前からどうしても聞きたいことがあったの」 長門「なに」 ハルヒ「あたしが文芸部の部室をなかば強引に頂いたじゃない」 長門「……」コク ハルヒ「う、肯定された。で、それって迷惑じゃなかった?」 長門「問題ない」 ハルヒ「ほんと?」 長門「本当」 ハルヒ「今更だけど、迷惑だったら謝んなきゃ、ってずっと思ってたのよ」 長門「迷惑ではない。むしろ良かった」 ハルヒ「え?」 長門「あれは必然。あなたが来て、彼が来て、朝比奈みくると古泉一樹が来た。そのおかげで今に至る」 ハルヒ「有希……」グス 長門「だからあなたは謝罪ではなく、謝礼を言うべき」 ハルヒ「ん?」グス 長門「私があの部室を保有していたおかげでSOS団がある」 ハルヒ「……なんか有希って性格ちょっと悪くない?」 長門「あなたが望んだ」 ハルヒ「あたしが望んだのは友達よ!」 長門「友達なら関係は同等。あなたに合わせると自然とこうなる」 ハルヒ「また聞き捨てならないわね」 長門「気のせい」 ハルヒ「……今回も貸しにしとくわ」 長門「そう」 ハルヒ「ふぅー、ねぇお風呂入っていい?」 長門「構わない。バスタオルは脱衣所にある」 ハルヒ「ありがとう。……有希一緒に入らない?」 長門「一緒に?」 ハルヒ「そう、たまには裸の付き合いも悪くないでしょ」 長門「それは一般に男性の台詞」 ハルヒ「細かいことは気にしないの、ほら行くわよ♪」ガシ 長門「分かったから引きずらないで欲しい」ズルズル ~脱衣所にて~ ハルヒ「~♪」スル 長門「……」 ハルヒ「~♪」スルスル 長門「……」 ハルヒ「あれ?有希脱がないの?」 長門「すぐ入る。先に行って」 ハルヒ「?わかったわ」 長門「……」 長門(これは今日の仕返し?) 浴室にて~ 長門「遅くなった」 ハルヒ「先にお風呂頂いてるわよ」 長門「構わない」ジャー ハルヒ「はぁ~、暖まるわ~」 長門「そう」ゴシゴシ ハルヒ「……」ジー 長門「何?」ゴシゴシ ハルヒ「え?いや、有希って肌綺麗だなぁって、なんか使ってるの?」 長門「何も」ゴシゴシ ハルヒ「いいなぁ、うらやましい」 長門「私はあなたがうらやましい」ジー ハルヒ「ん?あぁ、これ?そうね有希にないもんね」ニヤニヤ 長門「私にもある」ジャー ハルヒ「え?どこ?」 長門「……涼宮ハルヒを敵性と判断」キュ ハルヒ「ちょ、冷たいわよ、有希!冷水は卑怯よ!」 長門「聞こえない」 ハルヒ「こんなけエコーかかって聞こえないわけないでしょ!もう、冷たいってば」 長門「潜ればいい」 ハルヒ「!その手が」ザブ 長門(今のうち) ハルヒ「ぷはっ、息続かない」ガン ハルヒ「って、イタ!」 長門「注意力が足りない」 ハルヒ「潜ってる時にふた閉めないでよ!驚いたじゃない」 長門「それが目的。今だけはあなたは私の手のなかで踊る」 ハルヒ「なによそれ」 長門「なんでもない」 ハルヒ「それより入んないの?風邪ひくわよ」 長門「入る。詰めて」 ハルヒ「ん」 長門「あたたか、くない……ぬるい」 ハルヒ「ふん、自業自得ね」 長門「お湯を足す」 ハルヒ「賢明ね。これじゃ誰かさんのせいで風邪引いちゃうわよ」 長門「……」 ハルヒ「だんだん暖かくなってきたわね」 長門「……」コク ハルヒ「……ねぇ有希。後ろ向いてこっちに背中あずけて」 長門「何故?」 ハルヒ「なんか有希ってちっちゃいから妹みたいに見えて」 長門「妹?」 ハルヒ「ほら、キョンの妹ちゃんいるじゃない?あの娘見てから、あたしにも妹いたら良かったのになぁ、とか考えちゃうのよ」 長門(あまり強く考えられると現実になりかねない) ハルヒ「だから有希、お姉ちゃんとこおいで。なんてね」 長門「わかった」クル ハルヒ「いやに素直じゃない♪」ギュ 長門「……」ムニ ハルヒ「ふぅ」ムニ 長門「……」イラ ハルヒ「暖かい」ムニ 長門「背中に当たるものが非常に不愉快」ザバァ ハルヒ「もう出るの?」 長門「出る」 ハルヒ「じゃあ、あたしも上がr」 ピシャッ!! ハルヒ「ちょっとなに閉めてんのよ!あけなさい!」 ~寝室にて~ ハルヒ「もう、せっかく夜通しで遊びたいとこだけど明日も学校なのよね」 長門「仕方がない」 ハルヒ「わかってるわよ」 長門「布団はここでいい?」 ハルヒ「どうせなら隣通しにしましょうよ。それでどっちかが寝るまでずっと話してましょ♪」 長門「構わない」 ハルヒ「決まり♪」 長門「歯を磨いてくる」 ハルヒ「あらまだだったの?あたしなんかとっくに」イー 長門「そう」トテトテ ハルヒ「ったく、つれないわねぇ」 ハルヒ「先に横になってよ」 ハルヒ「……」 ハルヒ「……」バタバタ ハルヒ(あたし今友達とお泊りしてるんだよね?なんか楽しい♪案外普通も悪くないじゃない) 長門「戻った。……ほこりが出るからあまり騒がないでほしい」 ハルヒ「あっ、ごめん」 長門「別にいい」ストン ハルヒ「それじゃあ寝ましょ」 長門「明かりを落とす」カチ ハルヒ「……」 長門「……」 ハルヒ「……」 長門「……」 ハルヒ「なんか喋りなさいよ!このままじゃ寝ちゃうじゃない」 長門「……あいうえお」 ハルヒ「……今、はっきりしたわ。どうやら今日の有希はあたしにケンカ売ってるみたいね?」 長門「……」フルフル ハルヒ「いいえ、許さないわ。ちょっとそっちに詰めなさい」モゾモゾ 長門「何を?」 ハルヒ「罰として、今晩は有希を羽交い絞めにして寝る」 ハルヒ「観念しなさい」 長門「……」コク ハルヒ「……ねぇ」 長門「何?」 ハルヒ「これから先も皆でやってけるかなぁ」 長門「何を?」 ハルヒ「SOS団」 長門「今は何の問題もない」 ハルヒ「そうじゃないの。あたしにとってSOS団ってほんと特別なのよ。こんなに皆でワイワイやって楽しかったことなんて今までなかった」 長門「……」 ハルヒ「有希に、みくるちゃんに古泉君、鶴屋さんもそうね、ついでにキョン」 長門「……」 ハルヒ「皆とだから上手くやってけてる気がする。大人になったら、流石にあたしも少しは丸くなってると思う」 長門「丸く?」プニプニ ハルヒ「有希」 長門「……ジョーク」 ハルヒ「はぁぁ。だからね、大人になっても皆で楽しくやってけるかなぁって」 長門「……」 ハルヒ「今が楽しすぎるから不安になってくのよ」 長門「大丈夫」 ハルヒ「何がよ」 長門「あなたが望めば願いはきっと叶う。もちろん私も望んでる」 ハルヒ「……有希」 長門「大丈夫」 ハルヒ「そうだよね」 長門「そう」 ハルヒ「ありがとう。それとね……」 長門「?」 ハルヒ「昼間話してた、その、あたしの好きな人なんだけど……」 長門「別に言わなくていい」 ハルヒ「え?」 長門「気付いてないと思ってるのはあなただけ」 ハルヒ「……え?」 長門「朝比奈みくるも古泉一樹も知っている」 ハルヒ「……」カァァ 長門(抱きしめる力が強くなった)ギュウゥゥ ハルヒ「……あいつも知ってるの?」カァァ 長門「残念ながら彼の鈍さは尋常でない」 ハルヒ「そ、そっか」 長門「そう」 ハルヒ「も、もう寝ましょ」 長門「……」コク ハルヒ「……あたしたちこれからもずっと友達よね」 長門「友達」 ハルヒ「……親友と思っていい?」ボソ 長門「何?」 ハルヒ「な、なんでもないわ!おやすみ!」 長門「?おやすみ」 ~通学路にて~ ハルヒ「おはよう、古泉君」 古泉「おはようございます。おや今日は長門さんと一緒ですか?めずらしいですね」 ハルヒ「そうなのよ。有希が寂しいからどうしてもって言われて、昨日はお泊りだったのよ」 長門「明らかに事実と違う」 ハルヒ「そうだっけ?」 長門「そう」 ハルヒ「まぁ、どっちでもいいじゃない」 長門「……昨夜の恥ずかしい寝言を話す」 古泉「おやおや、それは興味がありますね」 ハルヒ「え?何?寝言なんてあたし知らないわよ!?」 長門「それはそう。寝言だから」 古泉「それで涼宮さんはいったいなんと?」 長門「まず、ky」 ハルヒ「ワーー、ワーー、ストップよ有希!あたしが悪かったから」 長門「反省してる?」 ハルヒ「してるしてる」 長門「そう、ならいい」 鶴屋「おや、皆朝から元気いいねぇ」 みくる「みなさん、おはようございますぅ」 ハルヒ「鶴屋さんにみくるちゃん!おはよう」 古泉「おはようございます」 鶴屋「いったい何騒いでたんだい?」 長門「涼宮ハルヒの弱みを握った」 鶴屋「なんだって!それはでかしたよ!」 ハルヒ「有希、喋ったら死刑よ!」 長門「なら、死刑になる前に今全て暴露する」 ハルヒ「ちょ。ウソ!ウソよ!有希!落ち着いて」 みくる「みんな朝から元気ですねぇ」 古泉「えぇ、ほんとに。もし可能なら、こんな日がずっと続けばいいですね」 みくる「そうですねぇ」 Fin?
https://w.atwiki.jp/gogorira/pages/12.html
ニコ生用コメント一覧 **注意**携帯端末からの閲覧の利便性は考慮してません!!!!!ごめんね!! 目次 東宝系 大映系 ウルトラシリーズ 円谷系 仮面ライダーシリーズ スーパー戦隊シリーズ メタルヒーローシリーズ 不思議コメディシリーズ 東映ヒーロー ピープロ バロンシリーズ 牙狼シリーズ その他 ◆ 東宝系 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 特撮映画 東宝特撮映画(1954~1969) 東宝特撮映画(1970~1999) 東宝特撮映画(2000~) ゴジラシリーズ ゴジラシリーズ(1954~1975) ゴジラシリーズ(1984~1997) ゴジラシリーズ(1999~2004) シン・ゴジラ ゴジラ-1.0 ゴジラシリーズ(ハリウッド) ゴジラシリーズ(その他) テレビ特撮 おはよう!こどもショー 流星人間ゾーン 円盤戦争バンキッド メガロマン 電脳警察サイバーコップ 七星闘神ガイファード 超星神グランセイザー 幻星神ジャスティライザー 超星艦隊セイザーX [▲目次へ戻る] ◆ 大映系 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 大魔神シリーズ 妖怪シリーズ 昭和ガメラシリーズ 平成ガメラシリーズ [▲目次へ戻る] ◆ ウルトラマンシリーズ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 昭和TVシリーズ ウルトラQ ウルトラマン ウルトラセブン 帰ってきたウルトラマン ウルトラマンA ウルトラマンタロウ ウルトラマンレオ ザ☆ウルトラマン ウルトラマン80 平成TVシリーズ ウルトラマンティガ ウルトラマンダイナ ウルトラマンガイア ウルトラマンコスモス ウルトラマンネクサス ウルトラマンマックス ウルトラマンメビウス ニュージェネレーションTVシリーズ ウルトラマンギンガ ウルトラマンギンガS ウルトラマンX ウルトラマンオーブ ウルトラマンジード ウルトラマンR/B ウルトラマンタイガ ウルトラマンZ ウルトラマントリガー ウルトラマンデッカー ウルトラマンブレーザー 番外作品 ウルトラマンネオス 平成ウルトラセブン ウルトラマンナイス ウルトラギャラクシー大怪獣バトル 配信作品 ウルトラギャラクシーファイト 海外作品 ウルトラマンUSA ウルトラマンG ウルトラマンパワード 夜間番組 ウルトラQ dark fantasy ULTRASEVEN X ウルトラゾーン ネオ・ウルトラQ 総集編番組 ウルトラファイト ウルトラ怪獣大百科 ウルトラマン列伝 ウルトラクロニクルシリーズ 劇場版作品 ウルトラ劇場版総合 ウルトラマンゼアス ウルトラマンゼロ総合 シン・ウルトラマン [▲目次へ戻る] ◆ 円谷系 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ テレビ特撮 快獣ブースカ マイティジャック 怪奇大作戦 チビラくん ミラーマン レッドマン トリプルファイター 緊急指令10-4・10-10 ファイヤーマン 恐怖劇場アンバランス ジャンボーグA 猿の軍団 プロレスの星 アステカイザー 恐竜探険隊ボーンフリー 恐竜大戦争アイゼンボーグ スターウルフ 恐竜戦隊コセイドン ぼくら野球探偵団 アンドロメロス 電光超人グリッドマン [▲目次へ戻る] ◆ 仮面ライダーシリーズ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ TVシリーズ 昭和TVシリーズ 仮面ライダー 仮面ライダーV3 仮面ライダーX 仮面ライダーアマゾン 仮面ライダーストロンガー 新仮面ライダー(スカイライダー) 仮面ライダースーパー1 10号誕生!仮面ライダー全員集合!!(仮面ライダーZX) 仮面ライダーBLACK 仮面ライダーBLACK RX 平成1期TVシリーズ 仮面ライダークウガ 仮面ライダーアギト 仮面ライダー龍騎 仮面ライダー555 仮面ライダー剣 仮面ライダー響鬼 仮面ライダーカブト 仮面ライダー電王 仮面ライダーキバ 仮面ライダーディケイド 平成2期TVシリーズ 仮面ライダーW 仮面ライダーオーズ 仮面ライダーフォーゼ 仮面ライダーウィザード 仮面ライダー鎧武 仮面ライダードライブ 仮面ライダーゴースト 仮面ライダーエグゼイド 仮面ライダービルド 仮面ライダージオウ 令和TVシリーズ 仮面ライダーゼロワン 仮面ライダーセイバー 仮面ライダーリバイス 仮面ライダーギーツ 劇場版等 ネオライダー 冬映画シリーズ 春映画シリーズ 仮面ライダードラゴンナイト 仮面ライダーアマゾンズ 仮面ライダーBLACK SUN シン・仮面ライダー ほかメディア 仮面ライダーゲーム総合 ◆ スーパー戦隊シリーズ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ TVシリーズ 秘密戦隊ゴレンジャー ジャッカー電撃隊 バトルフィーバーJ 電子戦隊デンジマン 太陽戦隊サンバルカン 大戦隊ゴーグルファイブ 科学戦隊ダイナマン 超電子バイオマン 電撃戦隊チェンジマン 超新星フラッシュマン 光戦隊マスクマン 超獣戦隊ライブマン 高速戦隊ターボレンジャー 地球戦隊ファイブマン 鳥人戦隊ジェットマン 恐竜戦隊ジュウレンジャー 五星戦隊ダイレンジャー 忍者戦隊カクレンジャー 超力戦隊オーレンジャー 激走戦隊カーレンジャー 電磁戦隊メガレンジャー 星獣戦隊ギンガマン 救急戦隊ゴーゴーファイブ 未来戦隊タイムレンジャー 百獣戦隊ガオレンジャー 忍風戦隊ハリケンジャー 爆竜戦隊アバレンジャー 特捜戦隊デカレンジャー 魔法戦隊マジレンジャー 轟轟戦隊ボウケンジャー 獣拳戦隊ゲキレンジャー 炎神戦隊ゴーオンジャー 侍戦隊シンケンジャー 天装戦隊ゴセイジャー 海賊戦隊ゴーカイジャー 特命戦隊ゴーバスターズ 獣電戦隊キョウリュウジャー 烈車戦隊トッキュウジャー 手裏剣戦隊ニンニンジャー 動物戦隊ジュウオウジャー 宇宙戦隊キュウレンジャー 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 騎士竜戦隊リュウソウジャー 魔進戦隊キラメイジャー 機界戦隊ゼンカイジャー 暴太郎戦隊ドンブラザーズ 王様戦隊キングオージャー 番外作品 スーパー戦隊最強バトル!! [▲目次へ戻る] ◆ メタルヒーローシリーズ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 宇宙刑事ギャバン 宇宙刑事シャリバン 宇宙刑事シャイダー 巨獣特捜ジャスピオン 時空戦士スピルバン 超人機メタルダー 世界忍者戦ジライヤ 機動刑事ジバン 特警ウインスペクター 特救指令ソルブレイン 特捜エクシードラフト 特捜ロボジャンパーソン ブルースワット 重甲ビーファイター ビーファイターカブト ビーロボカブタック テツワン探偵ロボタック 宇宙刑事 NEXT GENERATIONシリーズ [▲目次へ戻る] ◆ 不思議コメディシリーズ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ロボット8ちゃん バッテンロボ丸 ペットントン どきんちょ!ネムリン 勝手に!カミタマン もりもりぼっくん おもいっきり探偵団 覇悪怒組 じゃあまん探偵団 魔隣組 魔法少女ちゅうかなぱいぱい! 魔法少女ちゅうかないぱねま! 美少女仮面ポワトリン 不思議少女ナイルなトトメス うたう!大龍宮城 有言実行三姉妹シュシュトリアン 勝手にカミタマン かぁみさまぁ? もりもりぼっくん あーいいや!宿題忘れても、どうせ立ってればいいんだから 美少女仮面ポワトリン ひまわりが許してもポワトリンは許しません 有言実行三姉妹シュシュトリアン 突然ですが、この番組は、今日で終わりです [▲目次へ戻る] ◆ 東映特撮 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 1960年代 七色仮面 アラーの使者 ナショナルキッド 悪魔くん 仮面の忍者 赤影 キャプテンウルトラ ジャイアントロボ 1970年代 好き!好き!!魔女先生 超人バロム・1 変身忍者嵐 人造人間キカイダー ロボット刑事 キカイダー01 イナズマン イナズマンF がんばれ!!ロボコン 正義のシンボル コンドールマン アクマイザー3 ザ・カゲスター 宇宙鉄人キョーダイン 超神ビビューン ぐるぐるメダマン 5年3組魔法組 快傑ズバット 大鉄人17 ロボット110番 冒険ファミリー ここは惑星0番地 透明ドリちゃん 宇宙からのメッセージ銀河大戦 スパイダーマン 1980年代 星雲仮面マシンマン 兄弟拳バイクロッサー TVオバケてれもんじゃ 1990年、2000年代 超光戦士シャンゼリオン 燃えろ!!ロボコン 非公認戦隊アキバレンジャー 宇宙鉄人キョーダイン よくも弟をやってくれたな! 忍者キャプター そんなことは聞けません! 大鉄人17 17グラビトン! 体当たりしてやるぞー! 快傑ズバット あすかあああああああああああ 腕前は日本じゃ二番目だ これが出来るのは俺しかいないぜ! 俺は世界一だ それじゃあ俺は、宇宙一かな?ん? 日本一の口笛 ズバっと参上 ズバっと解決 人呼んでさすらいのヒーロー! 快傑ズバーッ! 殺人の濡れ衣を着せ 罪もない人々を殺め あまつさえしほりさんの命を狙っての犯行! あまつさえ卑劣な手段を用いて犯人をでっち上げようとした蛇丸!!! 許さん! 絶対に許さん! 貴様か!? 超光戦士シャンゼリオン 燦然! サバじゃねえ! 麻酔なしでなあ!!! トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武春休み合体スペシャル 俺達は昭和ライダー!!! みんな・・・疲れているのか スーパーヒーロータイム ボクは大剣人ズバーン [▲目次へ戻る] ◆ ピープロ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ スペクトルマン ライオン丸G [▲目次へ戻る] ◆ バロンシリーズ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ スーパーロボットレッドバロン スーパーロボットマッハバロン 小さなスーパーマンガンバロン ガンバロン着地音 オソロシゴリラの鳴き声 へそ曲がりじゃないよ! 何?表を見ろ? 少年タイムス全員集合! はて?なにかあったのかの? 時限爆弾だ!逃げろ! 今日こそ、今日こそ完成だ ガンバロンってなんだろ Four Leaves危ない! みんなコンテナから離れて ◆ 牙狼シリーズ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 牙狼-GARO- 興味が・・・お有りで? これがいい でも人違いだったようだ 用が済んだら、お帰り下さい 変な声だしやがって 今すぐ行ってくれるか? そういう関係ってどういう関係だ? その内な こんなもののために命を落とすとは 食われる方も食われる方だ 興味ないね なんか簡単にお金稼ぐ方法ないかなあ 70×20は・・・14000000だ! 私1年後にはめちゃめちゃビッグになってやるから お前らの天敵だよ お守り代わりだ、大事にとっとけ 牙狼-GARO- ~MAKAISENKI~ 聞いてください! 本当です!信じてください! やめてくれ!やめてくれ! 知りません知りません! やはり貴様がホラーか なんてこったい ちょっとタンマ! なんて奴だ!油断も隙もないな! いらない人間などいない! 長い旅になってしまったな 牙狼-GARO- ~闇を照らす者~ なんでもありません・・・ 牙狼-GARO- -魔戒ノ花- GARO -VERSUS ROAD- [▲目次へ戻る] ◆ その他 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ウルトラマンVS仮面ライダー 東京ズタズタ作戦が開始された! ゼイラム 全くもう訳のわかんねえことばかり言っちゃってよお! キューティーハニーTHE LIVE 中条ハニーフラッシュ 魔弾戦記リュウケンドー おっさんって言うな その若奥さんを離せ! 剣二!変身するぞ! とりあえず、ビークルモード 学習しろよ・・・少しは なんか違うよね メンチカツになる 新製品もあるでよか? やっぱラーメンは豚骨だぁ いやぁやっぱラーメンは隣町に限んな ラーメン屋のハシゴ!? あたし行ってあいつの首根っこひっ捕まえてくる ま、まま、ま、待て~~~!! リュウケンドーラ~イジ~ン! 俺がリュウケンドーだ~! マダムリュウケンド~ ゴッドリュウガジロー! ムーンリュウケンドー フラワーリュウケンドー! あけぼのリュウケンドーライジン勢揃い 戸惑いのDr.ウォーム1 戸惑いのDr.ウォーム2 戸惑いのDr.ウォーム3 戸惑いのDr.ウォーム4 戸惑いのDr.ウォーム5 戸惑いのDr.ウォーム6 トミカヒーローレスキューフォース 爆裂的に鎮圧せよ! レスキューマックス! そういう危機感がお前全然出てないやないか 衝撃ゴウライガン!! あんたはくらああああああああああああああい!! 絶対正義参上! [▲目次へ戻る] [▲目次へ戻る] リンク リンク先